「楽器を演奏するのは好きだけど、バンドを組むことにはあまり興味ない!!」
という人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのお気持ちはよくわかります。私も趣味&仕事でドラムを叩いていますが、包み隠さずに言えば、あまりバンドを組みたいと思いません。
もちろん、仕事で叩く場合には割り切って叩きますが、プライベートでドラムを楽しむときは基本的には一人で楽しんでいます。
過去にバンドを組んでいたことはありますが、今のところ寂しさを感じたことはないですし、「めっちゃバンド組みたい!」と思ったこともありません
ここでは、
- ドラムを一人で楽しむメリット・デメリット
- ぼっちドラマーの私流のドラムの楽しみ方
について解説します。
この記事の目次
ドラムを趣味にして一人で楽しむメリット
バンドを組まずにドラムを一人で楽しむメリットとしては、以下の通りです。
他人に合わせる必要がない
個人的に一番大きいメリットだと思うのがこれです。
バンドを組むと、ほかのメンバーとスケジュールを合わせ、ミーティングや練習の場を設ける必要が出てきます。
ライブで演奏する曲やライブの日程、練習の反省などでミーティングをすることもありますし、スタジオ練習も一人ひとりのスケジュールを考慮して組まなければなりません。
僕にとってはこれがめちゃくちゃ面倒で苦痛でした。
学生時代・社会人時代いずれもバンドを組んでいた時期がありましたが、ぶっちゃけ「面倒くせぇなぁ」と思うことも珍しくなかったですというよりずっとそう思っていた。
特に、時間の確保が難しい社会人なら尚更です。
これは、バンドを組んだことがある方なら誰でも一度は経験したことがあると思います。
実際、バンドの人間関係が嫌で解散することもありますし、最悪の場合楽器が嫌いになることもありますからね。
趣味として一人でドラムを叩くなら、このような面倒くささから解放されます。
当然、メンバー間で対立することもなく、少なくとも人間関係のストレスは一切感じられないでしょう。
他人に合わせるのがめちゃくちゃ大嫌いな私にとって、煩わしい人間関係は非常にストレスでした。
一人だとライブもしないので、対バン(ライブに参加している他のバンド)との付き合いもありません。めっちゃ楽です。
自分のペースで練習できる
バンドを組んでいると、必ずしも自分が好きな曲を演奏できるとは限りません。
他のメンバーが許可を出さないと当然演奏できませんし、演奏技術の問題で好きな曲を演奏できない可能性もあります。
ですので、「バンドで練習する曲≠自分が好きな曲」となることも珍しくないのです。
バンドを組んでいなければ、当然、自分のペースで練習出来ますし、好きな曲をひたすら練習することも出来ます。
自分のペースで練習できるというのは、地味にデカいですよ。
自分が取得したいテクニックに注力できますし、好きな曲をゆっくり練習できるので、よりドラムが好きになることでしょう。
乗り気じゃない曲を演奏する必要がない
バンドを組んで活動するとなると、どうしても「妥協する場面」が出てきます。
いくら趣味が合うメンバーとはいえ、意見が対立することもありますし、当然、演奏する曲でモメることもあります。
相手が折れてくれればいいのですが、時には自分が折れて「あまり乗り気じゃない曲」を演奏することもあるでしょう。
乗り気じゃない曲だと、正直練習にもあまり力が入りませんし、何より楽しくドラムを叩けません。
ライブでお客さんを楽しませるためには、 まず自分たちが楽しむことが非常に重要です。
なので、乗り気じゃない曲を練習するのってバンドメンバーにも失礼ですし、ライブに来てくれたお客さんにも失礼だと思うんですよ。
趣味で一人でドラムを叩いていれば、当然そのようなことは起こりません。
常に好きな曲を練習できるので、心の底からドラムを楽しめます。
ドラムを趣味にして一人で楽しむデメリット
次に、ドラムを一人で楽しむデメリットをご紹介します。
ライブが出来ない!!!
一番のデメリットがこれです。
私はバンドを組むのはあまり好きではないのですが、ライブはメチャクチャ大好きなんです。
一緒に練習を頑張ってきたメンバーと演奏するのは楽しいですし、自分たちの演奏に合わせてお客さんがノッてくれる瞬間も最高ですし、何よりライブを終えた達成感は素晴らしく気持ちがいいです。
一人でドラムを楽しむとなると、バンドを組まないので当然ライブも出来ません。
上達が遅くなる可能性がある
バンドを組まないで一人でドラムを練習していると、上達が遅くなる可能性があります。
どういうことかというと、まず、バンドを組むと「他のメンバーの足を引っ張りたくない!」という心理が働きます。
こうしたストレス原動力となり、練習に力を入れた結果、ドラムが上手くなるという理屈です。
心理学的にも、適度なストレスは行動の原動力となるとされています。
一人でドラムを叩くとなるとこうはいきません。なぜなら、自分の心にストレスをかけてくれる存在がいないからです。
とはいっても、別にバンドを組まなくてもドラムのテクニックを磨くことは可能です。
なので、一人でも黙々と練習を続けられるという方には、あまり関係のない話でしょう。
バンドのドラマーとしての経験値が得られない
はっきり言って、「曲やメトロノームに合わせて叩く」のと「バンドとして演奏する」のは全く異なります。
ですので、めちゃくちゃ難解なフレーズを難なく叩けるドラマーでも、バンドとして演奏するときに「なんか息が合わない…」となることも珍しくありません。
それほど、曲に合わせて叩くのとバンドで演奏することは大きな違いがあるのです。
バンドを組んでいなくても一人で練習すれば、ドラマーとしてのテクニックは磨けるかもしれません。
しかしそれでは、「バンドの屋台骨であるドラマー」としての経験値は得られません。
ですので、バンドを組んでバリバリ活動していきたいという方は、ドラムを始めると同時にバンドを組むのがおすすめです。
寂しさを感じることがあるかも?
私は全っっったく感じたことはありませんが、一人で黙々とドラムを叩き続けると、寂しさを感じる可能性があります。
実際にドラムをやってみて「なんか寂しく感じる…仲間が欲しいなあ」と思う場合は、バンドを組んで仲間を増やすといいと思います。
また「バンドを組む」以外にも、ライブハウスに通ってドラム仲間を増やしたり、ドラム教室で師となるドラマーと繋がったりするのもいいでしょう。
ドラム教室であればドラムのテクニックも磨けるので、まさに一石二鳥です。
私もドラマーとしてまだまだ成長していきたいので、ドラム教室を探している最中です。
ドラムを趣味として一人で楽しむ。私流の楽しみ方
現在バンドを組んでいない私でも、四六時中ドラムのことを考えているほど、ドラムを楽しんでいます。
そんな私が考える、「私流のドラムの楽しみ方」が以下の通りです。
好きな曲を叩きまくる!
とにかく言えるのがこれ。
好きな曲を好きなだけ練習して、好きなだけ叩いて、勝手に一人で盛り上がる。
これこそ、おひとり様ドラマーの一番の楽しみ方ではないでしょうか。
私もスタジオに入った時は、一通り基礎練習をこなした後に、大好きなデレマスの曲を演奏しています。
あなたも「ドラムを趣味にしたい!」と考えたからには、叩きたい曲があると思います。スタジオに入ったら、好きな曲を思いっきり叩いちゃいましょう。
これだけで仕事・家事・育児のストレスが一気にぶっ飛びます。
ただし、基礎練習は疎かにしないように注意
「叩いてみた」などの動画を撮影&投稿
私は、スタジオで練習をするときは必ず自分の演奏を録画しています。
これは、自分のフォームを見直したり、出音を確認したり、音量のバランスを確認するためですが、現在は「叩いてみた動画」を投稿するために行っています。
今ではiPhone一つで高音質なドラムを録画できますし、映像編集も非常に簡単になっています。
言ってみれば、誰でも「叩いてみた動画」を撮影・投稿できる時代なのです。
この流れに乗らない理由はありません。
幸い、バンドを組まなければ好きな曲をひたすら練習できます。上手くなって、いずれは動画を投稿してみるのも良いかもしれません。
自分のスケジュールや時間に合わせて好きなだけ練習
バンドを組んでいない私は、自分のスケジュールや時間に合わせて好きなだけドラムを練習できています。
誰からも口を挟まれることなく一人で練習できているので、ストレスなくドラム漬けの毎日を送っています。
正直、いちいちバンドメンバーの都合に合わせて練習するのってしんどいんです。
なので、今の私はこのやり方が非常にあっているなぁと思います。
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